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【至福の時を懐かしむ】きらり旅の思い出

トワイライトエクスプレスのルームキー

今までの人生で一番贅沢だったと思うのは、トワイライトエクスプレスの旅。まさにキラキラ光る大切な思い出です。

トワイライトエクスプレスがなくなる前にどうしても一度乗っておきたくて、2014年12月、わざわざカナダから日本へ行きました。

実家のないわたしは日本へ帰るとホテル暮らしなので、先にある程度予定を決めておかなければなりません。帰国前に、とりあえず札幌発大阪行きのB寝台コンパートメントを確保しました。

そして帰国後は、その日のA寝台にキャンセルが出ていないか確認するため、毎日何度かみどりの窓口へ通いました。

その甲斐あって、運良く乗車数日前に1人用A寝台ロイヤルに空きが出てアップグレードできたのです。

前泊は湯の川温泉

函館朝市

前夜は函館、湯の川温泉に宿泊しました。連れ合いと一緒の時は、便利の良い函館駅周辺のホテルに泊りますが、一人旅の時は湯の川に泊まることが多いです。

ただし旅館に泊まる場合でも、たいてい一泊夕食付きのプランを利用します。函館と言えば朝市。旅館で朝ごはんを食べてしまうと、朝市であれこれ食べられなくなってしまうからです。

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この時はトワイライトエクスプレスに乗るための前泊でしたが、観光目的、特に夜の街を楽しむなら函館駅周辺ホテルがおすすめです。おしゃれなホテルがたくさんあります。

乗り鉄っちゃんの一人旅におすすめホテル

JR函館駅隣接☆大浴場完備☆ JRイン函館

朝市で腹ごしらえを済ませて、いざ札幌へ。実はトワイライトエクスプレスは函館駅には乗り入れていませんでした。そしてやはり、せっかくなら起点から終点まで乗りたかったので札幌まで行きました。

札幌で乗車前にお買い物

トワイライトエクスプレス

札幌到着後は、駅近くのお店での買い出しタイム。トワイライトエクスプレスは22時間以上の長旅です。旅のお供になる酒と肴の用意は欠かせません。

トワイライトエクスプレスには食堂車が連結されていることも大きな魅力でした。でも夕食はフランス料理のコースのみ。和食(日本海懐石御膳)はお部屋に運ばれてくるとのことでした。それなら、とわたしは札幌で自分好みのお弁当を買って車内で食べることにしました。

お弁当だけでなく、お茶、ビールやウィスキーに氷、おつまみ、あれこれ買い込みました。

トワイライトエクスプレスの札幌駅出発時間は、午後2時5分です。1時半過ぎいよいよホームへ。ドキドキわくわくしながらトワイライトエクスプレスの入線を待ち、早速乗車しました。

まさに至福の時

ロイヤル個室

トワイライトエクスプレス、ロイヤルの乗車は人生で初めて「至福」という言葉を実感したひとときでした。

発車するかしないかのうちに、検札がてら係の方がいらして、ウェルカムドリンクの注文や夕食の確認、朝食の予約を聞いてくださいました。

ウェルカムドリンクは、ワインをお願いしました。夕食はお弁当を用意しているので大丈夫、と。朝食は一番遅い時間帯を選んで予約したと記憶しています。

シャワーを浴びて、ビールを飲んで。早々に夕食用のお弁当も食べました。できればパブタイムに食堂車へ行ってみようと思っていたからです。

ところが自室が快適すぎて、のんびり飲んでいる間にパブタイムを利用し損ねてしまいました。

シャワーは確か10分利用できたと思いますが、わたしは時間を半分残しておいたので、朝にもシャワーを浴びました。普段から朝シャワー派なのです。

朝食は和食を予約してありました。とりあえず食堂車も利用できて良かったです。

いつまでも大阪に着かなければ良いのに、なんてことを願ってしまう至福の時でしたが、やがて再び「いい日旅立ち」のメロディが流れ、トワイライトエクスプレスは定刻通りに大阪駅に到着したのでした。

夜行列車の復活を祈りつつ

終着大阪駅にて

A寝台を利用したのは、後にも先にもこのトワイライトエクスプレス、ロイヤルのみです。

いつもはたいていB寝台。寝台無しの夜行列車にもずいぶんお世話になりました。筆頭は大垣行き(後のムーンライトながら)やはまなすです。

今でも残っている定期運行の寝台車はサンライズ瀬戸・出雲だけになってしまいました。後は庶民には縁のないクルーズトレインばかり。

乗り鉄っちゃんのきらりとしては、夜行列車の復活を心から祈りつつ、トワイライトエクスプレスで過ごした至福の時を懐かしんでいます。