日本には多くの温泉があり、多くの人々が温泉文化を楽しんでいます。わたしも老後は温泉地への移住を考えるほど、温泉が大好きです。
日本を代表する名湯は数々ありますが、今回は三名湯/三古湯と称される6つの温泉を1週間のジャパンレールパスで巡るコースを紹介します。
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三名湯
「日本三名湯」には「有馬温泉(兵庫)」「下呂温泉(岐阜)」「草津温泉(群馬)」の3つが挙げられています。
有馬温泉
太閤、豊臣秀吉が愛した関西の奥座敷、有馬温泉は日本三古湯の一つにも挙げられています。褐色の名物湯「金泉」と無色透明な「銀泉」、2つのの異なる泉質を楽しめる温泉です。
下呂温泉
下呂温泉は泉温84度という高い温度で湧くアルカリ性単純泉です。無色透明、ほのかな香りがまろやかでお肌に優しいお湯です。良質な温泉を将来にわたって安定供給するため、温泉の集中管理システムを導入しています。
草津温泉
草津温泉はなんとPH値2.05という強い酸性のお湯です。「草津良いとこ、一度はおいで」、草津温泉は湯畑、湯もみで知られています。恋の病以外なら、何にでも効くと歌われる名湯です。
三古湯
「日本三古湯」には、実は2つの説があるようです。「有馬温泉(兵庫)」「道後温泉(愛媛)」「白浜温泉(和歌山)」は「日本書紀」や「風土記」に登場しますが、平安時代の「延喜式神名帳」には「有馬温泉」「道後温泉」とともに「いわき湯本温泉(福島)」の名が記されています。
有馬温泉
三名湯にも名を連ねています。
道後温泉
道後温泉は白鷺により発見され、人々がその霊験を知り入浴するようになったと伝えられています。「伊予国風土記逸文」には、大国主命(おおくにぬしのみこと)と旅をしていた少彦名命(すくなひこなのみこと)の病が、道後温泉の湯で回復したと記されているほどの古湯です。
白浜温泉
「日本書記」には西暦657年に有間皇子の白浜訪問が記され、翌年は斉明天皇、後に持統天皇、文武天皇の行幸が記録に残されています。白浜温泉は日本国家成立の歴史上、重要な舞台となった地です。
いわき湯本温泉
1600年以上の歴史を持つと言われるいわき湯本温泉は、かつて常磐湯本温泉と呼ばれていました。この「湯本」という地名は平安時代から知られるものです。
1週間のジャパンレールパスで周遊できる?
「有馬温泉」は三名湯と三古湯の双方に挙げられているので、三古湯に挙げられている4つの温泉を加えて6ヶ所の温泉地。さて、これらを1週間のジャパンレールパスを使って巡ることは可能でしょうか。